~セグンダ応援隊~③クラブ紹介 その2- スポルティング・デ・ヒホン編 –

皆さん、オ~ラ~、カタマールです!

勝手に立ち上げましたスペイン2部リーグを応援する企画「セグンダ応援隊」

セグンダ全22クラブの紹介をスタートし、第1回目は岡崎慎司選手所属のFCカルタヘナを取り上げました。

さて第2回目は強豪スポルティング・デ・ヒホンの特集です。

なんと今回はスペシャルゲストにご協力をいただきました!筋金入りのスポルティンギスタ(スポルティングサポーター)であるケイタさん(@keita6929RSG)にクラブのこと、ヒホンの街の魅力やグルメについてお伺いしました。ケイタさんのTwitterアカウントはコチラから!

今回も下記のポイントに注目して見ていきましょう。

①クラブデータ

②注目の選手

③合わせてチェックしたい街の観光ポイント

④絶対食べたい地元グルメ

①クラブデータ

 

正式名称 : レアル・スポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijón)

ホームタウン:アストゥリアス州ヒホン

創設年:1905年

チームカラー:赤と白

ホームスタジアム:エル・モリノン (30.000人収容)

2020-21シーズン成績:セグンダ7位

 

スポルティングは116年の歴史がありながら、一度も3部以下でプレーしたことのない9クラブの一つで、プリメラ通算42シーズン、セグンダは今季で48シーズン目というスペインを代表するサッカークラブです。

1905年に「スポルティング・ヒホネス(Sporting Gijonés)」という名称で創設。1912年にはスペイン国王から王室の庇護を与えられ、その証である「レアル(Real)」をクラブ名に入れた「レアル・スポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijón)」という現在の名称に改名しました。

スポルティングが初めてプリメラでプレーしたのは1944-45シーズン。1970年後半~80年前半にクラブは黄金時代を迎え、リーグ戦では最高2位(78-79)、国王杯も2度準優勝。また欧州ではUEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)に6回出場し、1978-79, 1991-92シーズンにベスト16進出を果たしています。

レジェンド

①エンリケ・カストロ・ゴンサレス “キニ”(Enrique Castro González “QUINI”) 1949-2018

 

スタジアムにもその名が添えられているクラブの英雄がキニ。リーガ通算219ゴールは歴代6位の記録で、プリメラで5回、セグンダで2回の合計7回も得点王を獲得した地元アストゥリアス出身の名ストライカーでした。ちなみにプリメラ得点王5回はテルモ・サラの6回に次いで2位。あのメッシ、ディ・ステファノ、ウーゴ・サンチェスしか達成していない大記録です。

②マノロ・プレシアード(Manolo Preciado) 1957-2012

 

スポルティングの監督として史上2番目に多い282試合の指揮を執ったプレシアード監督。2006-07シーズンに就任後、約6シーズンを戦い2007-08シーズンはプリメラ昇格の偉業を成し遂げています。しかし、クラブを後にした翌シーズン、ビジャレアルの監督就任が決まったその日の夜に心臓発作が原因で帰らぬ人に。彼の死はサッカー界だけでなく多くの人々にショックを与え、特に愛着の強かったスポルティングはスタジアムの敷地内に銅像を建て、除幕式には約1万人のサポーターが参列。ヒホン市もスタジアムへ続く通りの名称をプレシアード監督の名前へ改名しました。

スポルティングサポーター

 

地元ヒホンだけでなくスペイン中、いや、ケイタさんように遠く離れた日本にもサポーターを多く抱えるスポルティング。

そのクラブへの熱狂ぶりはもはやスペインを代表するレベルで、セグンダ、さらにコロナ禍にも関わらずソシオ会員数は2万人越えとプリメラ並みです。

愛称は「スポルティンギスタ(Sportinguista)」さらに、ホーム、アウェーかかわらずスタジアムを赤と白に染める大勢のスポルティングサポーターを、カンタブリア海から打ち寄せる大波に例え「ラ・マレオナ(La Mareona)」と呼びます。

アストゥリアス・ダービー

同じアストゥリア州のライバル「レアル・オビエド」とのダービー戦は「デルビ・アストゥリアーノ(Derbi Asturiano)」と呼ばれ、セビージャFCとベティスの「エル・グラン・デルビ」、レアル・マドリードとアトレティコの「デルビ・マドリレーニョ」、セルタとデポルティーボの「デルビ・ガジェゴ」と並びスペインを代表するダービー戦です。ライバル心をむき出しににらみ合う両サポーターの姿はまさにサッカーを超えた「ヒホン人」と「オビエド人」の戦いです!

YouTube

Subtitulos en Español disponiblesSubtitles available in Span…

優秀な下部組織「マレオ(Mareo)」

 

スポルティングを語る上で忘れてはいけないのが優秀な下部組織「Mareo(マレオ)」の存在です。マレオとは広大なクラブの練習施設がある地名ですが、ここから多くの名選手が生まれています。現在のトップチーム登録20選手のうち下部組織出身はなんと8選手。そのほとんどが地元アストゥリアス州出身の自前選手です。有名な下部組織出身の選手と言えば、FWダビド・ビジャ(元スペイン代表)、MFルイス・エンリケ(現スペイン代表監督)、DFアベラルド(元スペイン代表)などそうそうたる顔ぶれ。

②注目選手

 

スポルティング注目の2選手をケイタさんに選んでいただきました!「たくさんいて選ぶのが難しかった(汗)」と語る厳選の2選手です。各選手の解説も入れていただきました。要チェック!

①MFペドロ・ディアス(Pedro Diaz)

 

今シーズン、アラベスにレンタル移籍したMFマヌ・ガルシアと同じ1998年世代。 彼のストロングポイントと言えば、展開力とミドルシュート! 加えて、ドリブルをすればキープ力があり、中々ボールを失いません。フリーキッカーを務めればゴールを決めてくれる事も。これからの活躍が楽しみな選手です!昨シーズン成績 : 38試合3得点6アシスト

②MFフラン・ビジャルバ(Fran Villalba)

 

今夏の新加入選手の1人であるバレンシアの下部組織出身のフラン・ビジャルバ。 既に新たなアイドルとして、スポルティンギスタを魅了しています! 過去、ヌマンシア、アルメリアとセグンダでもプレイ経験が有り、今シーズンはイングランドのバーミンガムからレンタル加入です! ルベン・バラハがレアル・スポルティングの監督をしていた頃、彼が加入するのでは?と噂されましたが、その時は加入せず… 数年越しに、その噂が現実になりました! ドリブル、パス、シュート、全てにおいて、高水準のプレイで、2列目にいてチームとの連携が良く、素晴らしい連動性を見せてくれているので、これからはゴールを量産してくれると思っています!昨シーズン成績 : 35試合3得点4アシスト(2部UDアルメリア)

③合わせてチェックしたい観光ポイント

ヒホンってどこにあるの?

ヒホンはスペイン北部アストゥリア州にある人口約27万人の港町です。鉄鉱石石炭などを近隣で産出するため、19~20世紀にかけて製鉄産業で大きな発展を遂げました。

ヒホンへのアクセス方法

ヒホン中心部からバスで45分ほどにあるアストゥリアス空港はパリやロンドンからフライトで約2時間。マドリードやバルセロナからは飛行機、もしくは電車でアクセスできますが、おすすめは飛行機で、1~1.5時間かかります。マドリード~アストゥリアス間は毎日平均5本、バルセロナ~アストゥリアス間も毎日平均3本フライトがあります。同様にスペインの他の都市、バレンシア、セビージャ、マラガからのアクセスも便利です。

ヒホンってどんな町?

 

海岸都市とあってきれいなビーチと素敵な港、そして美味しいアストゥリアスグルメが味わえる魅力いっぱいの街です!

おすすめの観光ポイント

ここでもケイタさんに観光ポイントをピックアップいただきました!選手同様、たくさんあってセレクトは難しい~(汗)サッカー観戦と合わせて、じっくりヒホンを楽しむなら2~3日はほしいところです。

①サンタ・カタリーナの丘(Cerro de Santa Catalina)、モニュメント「Elogio del Horizonte」

カンタブリア海に突き出した小高い丘と、サン・セバスティアン出身の彫刻家エドゥアルド・チリーダ(Eduardo Chilida)が手掛けた巨大のモニュメント。丘の緑と壮大なカンタブリア海の眺めはまさにスペイン人がイメージする「ザ・アストゥリアス、ザ・ヒホン」

②赤文字の「Gijón」モニュメント

ヒホンに来たらとにかくここで一枚!と言えるフォトスポット。このデザインは長くスポルティングをご覧の方ならすぐにピンと来たはず!そう、胸スポンサーであったヒホン市のフォントロゴですよね。サンタ・カタリーナの丘のすぐ近くにあります。

③ケイタさんもイチオシ!ご当地グルメを楽しもう!

ビーチや観光名所もいいけど、ヒホンにきたらやっぱり美味しいアストゥリアス料理を食べずには帰れません!上記2つのポイントを周ったら、目的をグルメへ完全に変更してもOKですよー。そう、それくらい美味しくて、トライする価値のあるグルメがたくさんあるんです。

レストランやバルが多く並ぶのが①サンタカタリーナの丘やヨットハーバーのあるシマデビジャ(Cimadevilla)街の中心部(Centro)の二つのエリアです。海と山に囲まれたヒホンは新鮮な食材が集まるまさに美食の街!海の近くでシーフードに舌鼓を打つのも名案ですが、ここアストゥリアスに来たらぜひ食べていただきたいグルメを紹介します。

絶対に食べたい地元グルメ

ここでもケイタさんにおススメの地元料理を聞いちゃいました~

ヒホンは、海あり!山あり!丘あり!美しい自然に囲まれ、スペインの他の都市とは異なる言葉や、文化、伝統を持つ都市です。 漁業だけでなく酪農や農業が盛んな背景もあり、たくさん有名な伝統料理があります!

①シードラ(Sidra de Asturias)

 

美味しいお酒の宝庫であるスペインですが、アストゥリアスに来たらぜひ飲みたいのがシードラ。りんごをつぶし、果汁を発酵させて作るスペインのシードル、りんご酒です。有名なのはフランスのノルマンディのシードルですが、スペインではカンタブリア海沿岸で多く造られ、特にアストゥリアス産とバスク産が有名です。面白いのはその注ぎ方です。泡が多いほど芳醇な香りを楽しめると言われるシードラは、泡立たせるために高いところから注ぎ、泡がなくなる前に飲み干します。

②ファバーダ(Fabada)

アストゥリアス料理と聞いてスペイン人が最初にイメージするのがこのファバーダ。アストゥリアス地方のインゲン豆を使った伝統的な煮込み料理で、チョリソやモルシージャなどの腸詰や豚肉などが具として使われます。スペイン北部の寒い冬場はこのファバーダを食べると心も体もポッカポカ。缶詰でも売っていてスペイン全土で親しまれる料理です!

③カチョポ(Cachopo)

2枚の牛肉の間にチーズと生ハムを挟んで衣で揚げたアストゥリアス料理の定番メニューです。スペイン人はカツ好きで全土に似たような料理がありますが、中でもカチョポの魅力はそのボリューム。どのお店も超ビッグサイズなので2~3人でシェアしていただきます。美味しいカチョポを食べるならオンラインサイト「カチョポ・ガイド(Guía de Cachopo)にスペイン中の名店がリストアップされているのでぜひチェックしてみてください!

まとめ

・スポルティングは116年の歴史がありながら、一度も3部以下でプレーしたことのない9クラブの一つ。

・プリメラのビッグクラブに引けを取らないソシオ会員数、熱狂的なサポーター、そして優秀な下部組織を持つクラブ。

・今季の注目選手は生え抜きMFペドロ・ディアスと新加入MFフラン・ビジャルバ。

・スペイン北部アストゥリアス州のヒホンはカンタブリア海に面する港町。マドリードやバルセロナからのアクセスも良好。

・観光のポイントは美味しいアストゥリアスグルメ!ぜひおすすめ料理をぜひご賞味ください。

・スポルティングの情報は日本を代表するスポルティンギスタ、ケイタさんのツイッターアカウントでチェック!!

最後に・・・

今回のスポルティング・デ・ヒホン特集ではクラブと街の魅力をご紹介するため、ケイタさんには甚大なるご協力をいただきました。この場をお借りして感謝を申し上げます。

 

最新情報をチェックしよう!