~セグンダ応援隊~⑪クラブ紹介 その10 – SDアモレビエタ編 –

皆さん、オ~ラ~、カタマールです!

昨年12月以来、久々の投稿です。ご心配をおかけしました・・・遅ればせながら今年もよろしくお願いします!

さて、昨年勝手に立ち上げましたスペイン2部リーグを応援する企画「セグンダ応援隊」

セグンダ全22クラブ10チーム目のご紹介です(まだ半分以下・・・汗)

今回は昇格組のSDアモレビエタです。

今回も下記のポイントに注目して見ていきましょう。

①クラブデータ

②注目の選手

③合わせてチェックしたい街の観光ポイント

④絶対食べたい地元グルメ

①クラブデータ

 

正式名称 : ソシエダ・デポルティーバ・アモレビエタ

ホームタウン:バスク州ビスカヤ県アモレビエタ=エチャノ

創設年:1923年

チームカラー:

ホームスタジアム:ヌエボ・ウリチェ(1356人収容)

2020-21シーズン成績:旧セグンダBグループ2-A 3位、エリートラウンドグループ2-C 3位、昇格プレーオフベスト4

昨年、初のセグンダ昇格を勝ち取った約100年の歴史を誇るバスクの街クラブ。ただ、今までずっと2部B、3部が主戦場で、セグンダに昇格しても本拠地ヌエボ・ウリチェの収容人数がリーグが定める3000人に達することができず、同じビスカヤ県のアスレティックのトレーニングセンターを借りて試合を行うなどクラブの規模はセグンダで最も小さいものです。

「アスレティックと同じ”バスク人による、バスク人のためのクラブ”」

「バスク人による、バスク人のためのクラブ」サッカー界でも希少な存在であるアスレティック・クルブ。実は同じビスカヤ県のSDアモレビエタもこのフィロソフィーを貫くクラブです。バスク生まれ、もしくはバスク育ちの選手、監督のみで構成されるチームの方針はセグンダを戦う今季も変わっていません。

②注目選手

①MFミケル・サン・ホセ(Mikel San José)

 

そのフィロソフィーと低予算のクラブの中で最も知名度がある選手が彼でしょう。パンプローナ生まれで長くアスレティックの中盤を支え、スペインフル代表でも7試合プレーしたベテランミッドフィルダーです。今季は怪我もありフル稼働とはいっていませんが、世界を知る経験豊富な彼の存在はセグンダ初昇格のチームにとって大変心強いはずです。

②MFイケル・セギン(Iker Seguín)

 

2015-16シーズンからアモレビエタに所属するキャプテンのセギン。エイバル生まれでかつてはソシエダ、アスレティックというバスクの両雄でもプレーしたベテラン選手です。武器は左足から繰り出される高性能クロス。

③合わせてチェックしたい街の観光ポイント

アモレビエタってどこにあるの?

SDアモレビエタの本拠地アモレビエタ=エチャノはビルバオから車で20分にある人口約2万人の小さな町です。もともとはアモレビエタとエチャノという別々の自治体で1951年に合併しました。ここで意外な日本との縁ですが、バスク地方の約20%の電力を供給すると言われる大規模な天然ガス発電所が有名で、なんと日本の大阪ガスとアイルランド国有の電力局の共同出資で建てられたそうです(2014年に大阪ガス保有の株はアメリカの投資会社に売却)

アモレビエタのアクセス方法

ホーム試合はアスレティックのトレーニングセンター「レサマ(Lezama)」で行われ、さらに人口2万人の非常に小さな町ですが、ここではアモレビエタ=エチャノのアクセス方法をご紹介。ビルバオ市内からバスク鉄道(Euskotren)E1番線でサン・セバスティアン方面に約30分と意外に簡単!

おすすめの観光ポイント

ここではアモレビエタ=エチャノに加えてスペイン有数の観光都市ビルバオもご紹介。

①モニュメント「ラ・パタタ(La Patata)」(アモレビエタ=エチャノ)

この町で有名な建築物と言えば、ロータリーの真ん中で異様な存在感を放つ奇妙なブロンズ像。これはバスクの芸術家アンドレス・ネガル氏(Andres Negal)の作品で、題名がないためその形から連想されたジャガイモを意味する「ラ・パタタ(La Patata)」と呼ばれています。その形は恐竜や巨人をイメージし、「見ている人のイマジネーションを搔き立てる」という作者の願いが込められているそうです。

②グッゲンハイム美術館(Museo Guggenheim Bilbao)

 

 

ビルバオの街を代表する近代美術館。アメリカのソロモン・R・グッゲンハイム財団が設立した「グッゲンハイム・ビルバオ」はニューヨークやヴェネツィアにあるグッゲンハイム美術館より大きな展示スペースを持っています。ユニークな外観と、来場者を迎えるお花で飾られたPUPPY(プピー/パピー)や六本木ヒルズにもある巨大蜘蛛のアートMaman(ママン)が特徴的です。

③ビスカヤ橋(Puente Vizcaya)

ポルトゥガレテ地区とゲチョ地区を結ぶ世界最古の運搬橋。1893年にエッフェル塔設計者ギュスターブ・エッフェルの弟子によって建造されました。高さは63メートルで、長さ160メートルの鉄橋にゴンドラを吊るして車や人を運びます。橋には観光用の歩道も設置されており、歩いて渡ることも可能です。これがなかなかスリリング(笑)

④絶対食べたい地元グルメ

①絶品ピンチョスを求めてバル巡り(Ir de pintxos)

 

バスクに行ったら絶対食べたいピンチョス(小さく切ったパンに具が盛り付けられた一口サイズの軽食)

お気に入りのピンチョスを探すバル巡りはビルバオ訪問で最高の楽しみかもしれません。どこも美味しいですが、中でもビルバオの旧市街には美味しいお店がひしめき合ってます。飲み物はやはりバスクならではのミニサイズのビール、スリート(Zurrito)や酸味が強く、少し辛口のワイン、チャコリ(Txacoli)で。

②ココチャ(Kokotxa)

シーフードも美味しいバスクですが、中でも消費量が群を抜いて多いのがタラとメルルーサです。その顎の付け根にあるV字型の骨についているお肉がココチャという部位。タラとメルルーサからは他の魚より多く取れるとはいえ、かなり希少でお値段も張りますがそのお味は絶品!アサリやホタテなど貝を一緒に添えてグリーンソースに仕立てる調理法が主流です。

まとめ

・もうすぐ100周年のSDアモレビエタは今季初セグンダ!

・同じビスカヤ県のアスレティック同様にバスク生まれ、バスク育ちの選手のみでチームを構成。

・本拠地アモレビエタ=エチャノはビルバオ郊外にある人口約2万人の小さな町。

・現在のホームグランドはアスレティックの練習場レサマ。観光は電車で30分のビルバオで!

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