皆さん、オ~ラ~、カタマールです!
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— FC Barcelona (@FCBarcelona_es) September 26, 2021
「ついにアンス・ファティが復帰!いきなりゴール!」
さすがバルサ栄光の「10番」の継承者!役者が違いますね。不安しかなかったクラシコが急に楽しみになってきました!
さて、今回は「バルサのCL用新ユニフォーム」について。
大人気で発売初日から売れ行き好調なのですが、今回のデザインは「バルセロナにある5つの地区からインスピレーションを受けている」ようなんです。
その5つの地区とはいったいどこなのか?そしてどんな地区なのか?簡単にまとめてみました。
バルサCL用新ユニフォーム
FCバルセロナ 2021-22 3rdユニフォーム
9月9日(木)に発表された「FCバルセロナ 2021-22 3rdユニフォーム」はチャンピオンズリーグのみで使用されるモデル。
カラーは伝統的な縦の青とえんじ色のラインをベースとしながらも、それぞれネオンカラーになっており、そこに差し色のブラックがうまく全体をまとめています。さらに1stモデルとは違って胸スポンサー、背番号とネームのマーキングがイエローに統一されて「お馴染みのバルサ感」出てます。
個人的には今季1stモデルより断然好みです(笑)
ユニフォームに込められたコンセプト
特徴はカラーリングだけではありません。バルサ公式HPによると、クラブが掲げる大切なコンセプトが込められているそうです。
クレなら一度は耳にしたであろう「Més que…(…以上の)」というフレーズ。
実は今季の3種類のユニフォーム(1st, 2nd, 3rd)にはそれぞれ異なる「Més que…(…以上の、…を超えて)」が込められています。
1st -クラブのスローガン「Más que un Club(クラブ以上の存在)」
2nd – 女子サッカーとスポーツにおける女性の重要性をサポートする「Més que gènere(性別を超えて)」
3rd -「カタルーニャとバルセロナの街」とクラブを結ぶ「Més que orgull(プライドを超えて)」
そう、今回の3rdユニフォームはホームタウンとそこに暮らす人々へフォーカスを当てたモデルなのです。
さて前置きが長くなってしまいましたが、上記のコンセプトのもとデザインされた3rdモデルに描かれているのが「バルセロナ5つの地区」です。
バルセロナの5つの地区とは
①「Poble Sec(ポプラ・セック)」
②「Poble Nou(ポプラ・ノウ)」
③「Gràcia(グラシア)」
④「Raval(ラバル)」
⑤「Les Corts(ラス・コルツ)」
この5つの地区を地元カタルーニャの若いアーティストたちがデザインし、各地区を象徴的する建造物が描いているそうです。
残念ながら公式HPには「どのデザインがどの地区をイメージしているか」「10ある地区のうち何故この5つか」が説明されていませんが、5つがどんな地区なのかを見ながら想像してみましょう。
①「Poble Sec(ポプラ・セック)」
バルセロナ市街地とバルセロナ港に挟まれたモンジュイックの丘があるエリアです。
地区の名前は聞きなれないかもしれませんが、ここにはたくさんの有名な観光地があります。
1.モンジュイックの丘(El Montjüic) :かつてはバルセロナを守る要塞として機能し、1929年バルセロナ万博の会場、1992年のバルセロナ五輪のメインスタジアムもここでした。
2.カタルーニャ美術館(Museu Nacional d’Art de Catalunya):バルセロナ万博の政府館を1934年に美術館へ改装。ロマネスク時代の教会壁画「全能のキリスト」をはじめ世界最大のロマネスク美術を集める美術館として知られています。週末の夜は美術館の前で噴水ショー(Font Màgica de Montjuïc)が開催されます。
3.スペイン広場(Plaça d’Espanya):バルセロナの交通の要所。地下鉄の駅はもちろん、空港へ行くシャトルバスの乗り場や聖地モンセラット山へ行くカタルーニャ鉄道(FGC)の始発駅もあります。ちなみに広場に面するホテル「Hotel Catalonia Barcelona Plaza」はアルゼンチンから初めてやってきた13歳のメッシが最初に宿泊したホテルとしても有名です。
ユニフォームの中央胸部分の山と宮殿のようなイメージはモンジュイックの丘とカタルーニャ美術館をイメージしてるのでしょうか??
②「Poble Nou(ポプラ・ノウ)」
バルセロナの市街地から少し外れた、こちらも馴染みのない地区かもしれません。バルセロネータビーチを少し北上したポプラ・ノウ地区は19世紀に起きたカタルーニャ版産業革命の中心地でした。ただし時代とともに無数にあった工場は閉鎖。となりのシウタデージャ地区には92年のオリンピック村ができたことでポプラ・ノウ地区も急速に整備され、現在はおしゃれなお店やレストランが並ぶバルセロナっ子にも人気のエリアに変貌しました。
ユニフォームの所々に見えるギザギザはこの地区の工場をイメージしているのかもしれませんね。
③「Gràcia(グラシア)」
5つの地区のうち「最も有名で人気のある地区」かもしれません。グラシア通りをさらに山側に進むと見えるこのエリアには「グエル公園」やガウディ初期の作品「カサ・ビセンス」があるだけでなく、バルセロナ、いやスペイン中からアーティストが集まるアートな地区です。オリジナルブランドのブティックやアクセサリーのお店がたくさんあり、おしゃれなカフェやお手頃なレストランも楽しめます。さらにグラシア地区と言えば毎年8月下旬のお祭り「フェスタ・マジョー・ダ・グラシア(Festa Major de Gràcia)」地区中の通りに大規模な飾りつけがなされ、1週間にわたってコンサートやイベントが行われます。アクセスしやすく、また治安も比較的いいため観光客にもおススメです。
ユニフォームの中央に見られるお家のようなイラストはグラシア地区の街並みにも見えますね。
④「Raval(ラバル)」
おそらくどのガイドにも「バルセロナで最も危険なエリア」と書かれている地区です。。。目抜き通りである「ランブラス通り」から海に向かって右側にあるこのラバル地区は、バルセロナ10地区のうち人口における外国人の割り合いが最も高く、無数の文化が混在するエリアです。ゴシック地区のすぐ隣に位置しますが、一歩足を踏み入れるとまるで別世界。「ボケリア(La Boqueria)」の愛称でお馴染みの「サン・ジョゼップ市場(Mercat de Sant Josep)」や「バルセロナ現代美術館(通称MACBA)」など興味深い観光ポイントも多数ありますが犯罪率も高く、夜はできるだけ通りたくない地区です。
ユニフォームの見える形の違うスタンプはラバル地区の多様な文化を表しているのでしょうか(強引すぎ!?)
⑤「Les Corts(ラス・コルツ)」
バルセロナに行ったことがない皆さんも、この地区にあるもっとも有名な建物は必ずご存じのはず。そう、バルサの本拠地「カンプ・ノウ(Camp Nou)」です。バルセロナ市の西部に位置し、特にディアゴナル通りより山側はバルセロナきっての高級住宅街が並ぶエリアとして知られています。サッカー観戦以外、観光で行くべきポイントは少ないですが治安の良さでは今回の5つの地区で一番と言えるかもしれません。
ユニフォームの脇腹部分にカンプ・ノウのピッチを発見!これは絶対そうでしょ~自信あり(笑)
まとめ
・CL専用の3rdユニフォームが登場!
・コンセプトは「カタルーニャとバルセロナの街」とクラブを結ぶ「Més que orgull(プライドを超えて)」ホームタウンとそこに暮らす人々へフォーカスを当てたモデル。
・デザインはバルセロナの若手アーティストたちがイメージする「バルセロナを代表する5つの地区」
・5つのうち観光でおススメはモンジュイックの丘がある①「Poble Sec(ポプラ・セック)」バルセロナっ子のお気に入り③「Gràcia(グラシア)」そして、もちろんカンプ・ノウのある⑤「Les Corts(ラス・コルツ)」