皆さん、オ~ラ~!カタマールです!
9月20日より実質、観光目的の渡航が「不可能」だったスペインですが、ようやく「可能」となりました!
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※注意※
(追記)コロナウィルスの変異株「オミクロン株」の発生を受け、2021年11月30日に日本政府はスペインを「オミクロン株に対する指
現在、世界中で次々と感染者が発見されているコロナウィルスの変異株「オミクロン株」の発生を受け、日本政府はスペインを「オミクロン株に対する指定国・地域に追加指定」しました。渡航にどんな影響が出るかというと・・・12月2日午前0[…]
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↓10月6日投稿の記事
ここ最近で2つの重要なポイントが変更となったので改めて現状と条件をおさらいしましょう。
①変更前「日本のワクチン接種証明書がスペインで使用可能か確認がとれていない」→変更後「スペインが日本のワクチン接種証明書使用可能な国・地域リスト入り」
②変更前「スペインから日本帰国後の自主隔離。合計14日間:最初の3日間は検疫所が確保する宿泊施設。残りは自身で確保した宿泊施設等で待機」→ 変更後「合計14日間:自身で確保した宿泊施設等で待機。条件次第で最短10日に短縮可能」
外務省HP「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(10月1日現在)」についにスペインが!
以上の変更により3週間ほど「実質不可能」だった観光目的のスペイン渡航は「可能」となりました。
ただ、依然としてスペインは外務省が渡航中止を勧める「レベル3」ではありますが、ここでスペイン渡航の条件を再確認します。
(10月6日現在。外務省、および在スペイン日本大使館調べ)
・日本→スペイン
・スペイン→日本
・日本→スペイン
必要な書類と手続き
スペイン入国に必要な書類と手続きを見てみましょう。ちなみにスペインでは全入国者対象の隔離義務はありません(検温等で感染が疑われた場合を除く)
1. 新型コロナ検査陰性、もしくはワクチン接種証明書(12歳以上)
渡航の目的やビザの有無で主に2つのケースに分かれます。
EU・シェンゲン協定域内国の居住者の場合(身分証明書を保持している場合や就労・留学等のビザを取
→渡航時にワクチン接種証明書、PCR検査陰性証明書またはコロナ回復証明書を提示。
EU・シェンゲン協定域内国の居住者でない場合(観光目的の旅行など)
→渡航時にワクチン接種証明書を提示。
その他、下記の3つはどちらのケースでも必要な手続きです。
2. 申告書の提出
スペイン国外の空港又は港湾からスペインに入国する全ての
なお、官報では、スペインに入国する全ての者と記載されて
<保健省の専用ページを通じた申告手続きの流れ(アプリも同様)
https://www.es.emb-japan.go.jp
3. 検温
検温は、非接触型の体温計又はサーモグラフィーカメラにより行わ
4. 手続きを通じて新型コロナウイルスの感染が疑われる場合
検温で37.5度以上が検知された場合、又は、申告書若しくは目
<保健省規則のリンク>
https://www.boe.es/boe/dias/20
ワクチン接種証明書について
新型コロナウイルスワクチン接種証明書
(注意:スペイン語、英語、仏語、独語のいずれかで記載されている必要があります。)
ア ワクチン接種証明書は、ワクチンの最終接種日の14日後から有効
イ ワクチンは、欧州医薬品庁又は世界保健機関によって承認されたもの
ウ 証明書は、(1)氏名、(2)ワクチン接種完了日、(3)接種したワクチンの種類、(4)接種したワクチンの回数、(5)発行国、(6)証明書発行機関、に関する情報を含む必要がある
海外安全HP:海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧)
※海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について(厚生労働省HP)
PCR検査陰性証明書について
新型コロナウイルスの検査陰性結果証明書
ア 以下のいずれかの証明書が有効
(1)スペイン到着前の72時間以内に実施された核酸増幅検査(NAAT(PCR検査等))証明書
(2)スペイン到着前の48時間以内に実施された欧州委員会が認める迅速抗原検出検査(RAT)証明書
イ 証明書は、(1)氏名、(2)検査実施日、(3)検査の種類、(4)発行国に関する情報を含む必要がある
コロナ回復証明書について
新型コロナウイルスに感染した後に回復したことを示す証明書
ア 医療機関が実施する核酸増幅検査(PCR検査)による最初の陽性結果から少なくとも11日後の証明書が有効
イ 証明書の有効期限は、検査実施から180日間
ウ 証明書は、(1)氏名、(2)最初に陽性結果が得られた検査の実施日、(3)検査の種類、(4)発行国に関する情報を含む必要がある
・スペイン→日本
スペイン入国時よりハードルが高いのが日本への帰国です。
「往路で使用した日本のワクチン接種証明書は帰国時には使用できないなど」クリアすべきポイントが複数あるので、まずは流れをつかみましょう。
1. スペイン出国前72時間以内にコロナ検査を受け陰性証明書を取得
2. 日本入国後に検疫官に提出
3.空港内で再びコロナ検査
4.陰性の場合、誓約書に署名の上、自宅等で14日間の自主隔離スタート
5.自主隔離中も健康フォローアップの実施
6.ワクチン接種証明書を保持する場合のみ、入国後10日目以降に自主的に受けた検査(PCR検査又は抗原定量検査)の陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出ることにより、残りの待機期間が短縮
7.自主隔離終了。
ポイントは「1.コロナ検査陰性証明書の取得」と「2. 自主隔離」です。
この2つがスペイン旅行がまだまだ遠い大きな原因かなと思われます・・・泣
必要な書類と手続き
ではスペインからの帰国時に必要な書類と手続きを見てみましょう。
②空港での検査
③誓約書と質問票記入
④入国後14日間の自粛隔離と期間の短縮
①コロナ検査証明書の取得
在バルセロナ日本領事館HPにも「入国拒否対象国・地域からの渡航か否かを問わず、日本人も含め全ての入国者・再入国者・帰国者に対し、出国前72時間以内に実施したCOVID-19に関する検査による「陰性」であることの検査証明の提出を求めるとともに、入国時の検査を実施します。(検査証明書の様式は所定のフォーマットを使用して下さい。)」とあり、日本帰国時は「日本のワクチン接種証明書」でなく、「帰国前に実施したコロナ検査の陰性証明書」が必要です。
大変なのはスペインでのコロナ検査の実施。領事館HPには検査を実施する病院やクリニックが記載されていますが、異国の地ではやはり不安。。。さらに日本到着後に検疫所に提出する検査証明書は、厚生労働省が指定する所定のフォーマットであり、検査をした病院やクリニック側に記入と署名をしてもらわなくてはいけません。詳細は厚生労働省HPをご確認下さい。
②空港での検査
日本に到着後、検疫にて再びコロナ検査を実施します。その場で結果を確認、陰性なら下記③④を記入、提出をして自宅等で14日間の自主隔離を行います。9月30日まではスペインからの渡航者は最初の3日間を検疫長の指定する宿泊施設で隔離を行っていましたが、今回その措置がなくなりました。
③誓約書と質問票記入
検疫ではコロナ検査の他に「誓約書」の記入と、「質問票」の提示が必要となります。
「誓約書」
この誓約書は「入国後14日間の自宅等での待機、公共交通機関の不使用、アプリ等での健康フォローアップ、地図アプリ機能等による位置情報の保存、入国者健康管理センターから位置情報の提示を求められた場合には応じること等について」記載されており、誓約に違反した場合は、氏名(外国人の場合は氏名及び国籍)や感染拡大の防止に資する情報が公表されることがあります。
日本の到着空港の制限エリア内において、ビデオ通話及び位置確認アプリのインストール並びに誓約書に記載された連絡先の確認が行われます。
参考
【厚生労働省HP:スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用について】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html
【厚生労働省HP:誓約書の提出について】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00249.html
「質問票」
日本への入国後14日間の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認されます。日本国内で入国者ご本人が使用できるメールアドレス、電話番号が必要となるので質問票に記載します。
質問票は、質問票WEB(https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/)より回答し、必ずQRコードを作成。QRコードは、検疫時に提示を求められますので、あらかじめスクリーンショットまたは印刷したものを用意します。
※質問票WEBへの回答及びQRコードの作成は、スペイン出国前に行っておくことがお勧めです。
④入国後14日間の自粛隔離と期間の短縮
到着日の翌日を「1日目」とし、自宅等で14日間の自主隔離期間を過ごします。空港からの移動も含め、公共交通機関の使用もできません。また、厚生労働省が設置した「入国者健康確認センター」により健康フォローアップが実施されています。具体的には、位置情報の確認(原則毎日)、ビデオ通話による状況確認(原則毎日)及び3日以上連絡が取れない場合等の見回りが実施されます。
期間の短縮
10月1日から下記の条件で最短10日に期間が短縮されます。
「ワクチン接種証明書を保持する方は、入国後14日間の自宅等での待機期間中、入国後10日目以降に自主的に受けた検査(PCR検査又は抗原定量検査)の陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出ることにより、残りの待機期間が短縮されます。」
※上記条件に当てはまる場合でも、別途、検疫所又は保健所から自宅等での待機の継続等について指示があった場合には、その指示に従う必要があります。
※接種年齢要件によりワクチン接種を受けていない子供は、上記の待機期間の短縮は適用されません。
※接種したワクチンの種類がファイザー、モデルナ、アストラゼネカ以外の場合は、待機期間の短縮措置は受けられませんので、ご留意ください。
以上、現地でのコロナ検査の実施と帰国後の自主隔離が最大の難関です。。。
それもあってか、まだまだ私も現地スペインで日本からの観光客をまだ見かけていません(汗)
まとめ
・スペインは依然、外務省が渡航中止を勧める「レベル3」
・現在、観光目的のスペインの渡航は可能(10月5日現在)
・観光目的でスぺインへ入国の際は「ワクチン接種証明書」が必要。この度、スペインが日本の証明書使用可能国リスト入り。
・日本帰国は依然として大変・・・難関は「スペインでのコロナ検査の実施」と「帰国後の自主隔離」
・14日間の自主隔離は自宅等にて。さらに条件次第で最短10日間に短縮。
・自由なスペイン渡航はまだ少し時間がかかりそう。